オレンジカフェのご報告
- wai-m11dan04
- 10月26日
- 読了時間: 2分

2025年10月20日、新発田中央地域地域包括支援センター主催のオレンジカフェにてミニセミナーを担当させていただきました。テーマは「成年後見制度」。会場には地域の皆さんおよそ20数名が集まり、笑いあり、学びありの60分となりました。
そもそも「成年後見制度」という言葉すら聞いたことがない方が参加者の半数以上、わかりやすく伝えられるようにと考えた結果、寸劇を取り入れることに。
はじめに行ったのは、寸劇による「もし認知症になったら?」という場面の再現。お金の引き出しができなくなったり、消費者詐欺に騙される、入院時の身元保証で困ったりと、日常生活で起こりうる出来事を演じました。劇団員の熱演もあり、参加者の皆さんからは時折笑いも沸き起こり、自然と関心が高まっていきました。

寸劇のあとには、成年後見制度の仕組みや役割についてお話ししました。判断能力が低下した時に、後見人が本人に代わって財産管理や契約行為を行い、安心して暮らしを続けられるよう支える制度です。特に、財産をどう守るか、どんな契約ができなくなるのかといった、身近なテーマに焦点を当てて解説しました。
また、後見制度には「法定後見」だけでなく、自分で後見人を決めておける「任意後見」もあります。判断能力がしっかりしているうちに、自分の意思で備えておくことの大切さをお伝えすると、参加者の皆さんは熱心にメモを取りながら聞いてくださいました。
終了後には、多くの質問をいただき、皆さんの関心の高いテーマなんだということに改めて気付きました。
認知症や病気による判断力の低下は、誰にでも起こりうることです。今回のセミナーをきっかけに、「自分や家族のこれから」を少しでも前向きに考える時間になったのであれば嬉しく思います。
そらの木では、これからも地域包括支援センターなど関係機関と協力しながら、誰もが安心して暮らし続けられる地域づくりを目指して活動していきます。
そして今回の寸劇では業務の忙しい中、快く協力をしてくださった劇団ダイナマイトの皆さんには感謝しかありません。前回にもまして演技力に磨きがかかっておりました。

★ダイナマイト~新発田身寄りなし問題研究会~
新発田地域の身寄りなし問題に関する課題の明確化と共有、それを解決するためのショーシャルアクションを目指す完全任意団体。社会福祉士を中心に医師、弁護士、行政、市議会議員等多職種で構成され、隔月で定例会を開催しています。
代表 大澤和子(社会福祉士)





コメント